先進工学科化学工学プログラムの概要
先進工学科化学工学プログラムは、応用化学工学科の化学工学コース(旧化学工学科の4研究室および旧応用化学科の無機材料研究室)が独立し
て平成21年度に誕生した環境化学プロセス工学科から、令和2年度の改組によって誕生した学生定員35名のプログラムです。
「化学工学」を軸とした教育を行うことによっ
て、産業界で活躍できる人材を送り出すとともに、環境、エネルギー、プロセス、無機材料の分野の研究を通して、工学および産業の発展に寄与いたします。
学習・教育目標
先進工学科化学工学プログラムでは、化学工学の手法を応用して、「環境と調和した化学プロセスの開発」や「エネルギーなどの資源を有効利用するシステムの構築」さらに「高度な機能をもつ材料の創製」に関する広範囲な教育・研究を行っています。将来、持続可能な社会を構築するために必要となる科学・技術や文化の発展に貢献できる人材を育成することを目指しています。この目的を達成するため、次のような人材(技術者・研究者)の育成を学習・教育目標として掲げています。
- 人類の持続可能な共生社会創出のため、国際的視野から多様な地域社会に寄与できる豊かな人間性、社会性、高い倫理観をもつ人材
- 自然科学の基礎知識と教養、および確かな化学工学専門知識に基づく設計と応用によって人類社会に貢献できる人材
- チーム内での役割を制約下で果たし、地域の文化や風土および産業と調和した工学技術をデザインできる人材
- 国際的な情報交換と協調および生涯にわたる自己研鑽によって、社会の要請する新技術の開拓に積極的に貢献できる人材
沿革
1945.4 | 鹿児島県立工業専門学校「化学工業科」設置 |
---|---|
1949.2 | 鹿児島県立大学工学部「応用化学科」と改称 |
1955.7 | 国立大学鹿児島大学工学部に移管 |
1959.4 | 鹿児島大学工学専攻科「応用化学専攻」設置 |
1964.4 | 「化学工学科」設置 |
1968.4 | 鹿児島大学大学院工学研究科(修士課程)「応用化学専攻、化学工学専攻」設置 |
1991.4 | 「応用化学科」・「化学工学科」を「応用化学工学科」に改組 |
1994.4 | 工学研究科修士課程を博士前期課程に改組、 博士後期課程「物質生産工学専攻、システム情報工学専攻」設置 |
1997.4 | 「生体工学科」設置 |
1998.4 | 工学研究科を鹿児島大学大学院理工学研究科に改称 |
2001.4 | 理工学研究科博士前期課程「生体工学専攻」設置 |
2002.4 | 理工学研究科に独立専攻として博士前期課程及び 博士後期課程に「ナノ構造先端材料工学専攻」設置 |
2009.4 | 「応用化学工学科(化学工学コース)」を「環境化学プロセス工学科」に改組 「応用化学工学専攻」・「生体工学専攻」・「ナノ構造先端材料工学専攻」を「化学生命工学・化学工学専攻」に改組 |
2020.4 | 「環境化学プロセス工学科」を先進工学科化学工学プログラムに改組 |