鹿児島大学工学部先進工学科化学工学プログラムDepartment of Chemical Engineering

卒業生・修了生メッセージMessage

卒業生の声 ~若手エンジニアの声~

久米田 幸徳 氏(東レエンジニアリング(株))

  • 平成31年3月 化学生命・化学工学専攻(化学工学コース)
    博士前期課程修了(甲斐研)

本プログラムでは、化学・物理の知識を学ぶだけではく、実際に皆さんの生活に製品が届くまでに必要な工業的なプロセス(化学工学)を学ぶことができます。世の中には非常に有用な物質を生み出す活動は盛んですが、消費者まで届くには、高いハードルがあります。生み出せたとしても、大量生産できる設備が無ければ、世の中に普及しません。そこで、化学工学の知識が必要となります。私は本プログラムでの学びを生かし、現職ではプラントエンジニアとして、プロジェクトを管理したり、より効率的な生産設備を設計する業務に携わっております。化学工学は、試験管レベルからプラントスケールまで学べる幅の広く、様々な分野で活躍できます。 多分野にチャレンジしてみたい方、本プログラムへの入学をお勧めします。

亀澤 美春 氏(JNC(株))

  • 平成31年3月 化学生命・化学工学専攻(化学工学コース)
     博士前期課程修了(吉田研)

化学工学はあまり耳にしない学問だと思います。私も、大学で学び、はじめて理解することができました。小規模な研究から大きなプラントにおける製造までの架け橋が、この化学工学です。社会人になり、化学製品の生産において求められている学問であることを実感できています。大学では、少人数のプログラムであったこともあり、同学年との仲が深まりやすく、先生方に相談や質問をしやすい環境が整っていました。私自身も、楽しく学び、成長できたと思います。「人々の生活に化学の面から役に立ちたい」という方は、ぜひ化学工学を選択し、鹿児島大学で学んでみませんか。

福島 真理成 氏((株)日阪製作所)

  • 平成27年3月 理工学研究科化学生命・化学工学専攻
    (化学工学コース) 博士前期課程修了(吉田研)

大学では化学や物理の知識をさらに深めるだけでなく、材料や物質を工業的に製造するために知るべきこと(熱力学、反応工学など)を広く学びました。また、研究(実験)活動では、自分が主体となって機能性材料(マイクロカプセル)を創り、化学の難しさや面白さを実体験できました。実際に研究で手を 動かし、先生方や学生と討議することで感覚や考える力も身に着けられたと思っています。現在は習得した知識や力を「殺菌装置の設計」に活かしています。

柳原 正宗 氏((株)日阪製作所入社)

  • 平成26年3月 化学生命・化学工学専攻
    (化学工学コース)
     博士前期課程修了(吉田研)

私が本プログラムへの進学を決めた理由はただ単に受験科目の一つである化学が得意ということだけでした。しかし、いざ入学して学んでいくうちにその考えは大きく変わり、化学はより深くより身近なものであることに気づきました。例えば何気なく使っているペットボトルでもその原料を製造するためのプロセス、そして成形するためのプロセスがあり、それぞれ技術者の想いがこもっています。実際に大学の研究室に配属されるとテーマに対し、自分で計画を立て、自分で実験して評価するという社会に通用する自主性が鍛えられます。技術者となった今でもその経験が生きていると実感しますし、多くの仲間との出会いもありました。入学して良かったと自信を持って言えます。自分の可能性を広げたい方、化学を生かして世の名を変えたい方、本プログラムへの入学をお勧めします。

古川 直樹 氏(日本ガス(株))

  • 平成25年3月 理工学研究科化学生命・化学工学専攻
    (化学工学コース)  博士前期課程修了(平田研)

私は昔から化学実験が好きで、本プログラム(旧応用化学工学科)へ進学を決めました。最初の数年間は講義で基礎的な知識を学び、その後は研究室の一員として研究テーマに取り組みました。研究室での実験の日々は失敗も多く悪戦苦闘しましたが、その中で学んだ「計画を立てて実験を行い、結果を検証して次の目標を決める」という意識は、社会に出てから非常に役立っています。親身になってくれる教授の方々、そして多くの仲間とともに「化学」を学んでみませんか?

伊喜 憲明 氏((株)神鋼環境ソリューション)

  • 平成24年3月 応用化学工学専攻(化学工学コース)
    博士前期課程修了(吉田研)

化学工学は、最先端の科学技術からエネルギー、食品、農業、医薬、環境、自動 車などモノづくりでは欠かせない学問です。環境問題にて、カーボンニュートラルやゼロエミッションなどのシステム構築や、 医薬にて、高価・希少な医薬品を如何に効率よく大量に安くつくれるかにチャレンジすることで世の中に貢献することが出来ます。私は今、日本や世界の環境を良くするために環境プラント設計(数百~数千億円、百~数千・数万人の人と携わる案件)を行っています。大きな仕事をしたい!世界に出たい!と思う皆さんには 是非化学工学をお勧めします。