低エネルギー分離技術の創生 / 高性能冷却システムの開発 / 二色LIF法によるスカラー分布測定 / 粉末状竹炭による飲料用原水の浄化

FGHP − 高性能ヒートパイプ型ヒートスプレッダ

  Fig. ヒートパイプ型ヒートスプレッダ(FGHP)
 Fig. サーモグラフィによる温度分布測定結果
 微細エッチング技術を駆使して、内部のウィック構造等微細構造を形成。従来用いられているベーパーチャンバーなどに比べて、温度分布平滑化効果、熱輸送能力、熱抵抗低減効果、姿勢影響の低さなどの面で優れている。

FGHPをコアとした冷却システムの開発

現在、FGHPをコアとした種々の冷却システムの開発を行っている。冷却システム開発に際しては、サーマルシミュレーションによる解析と、試作による性能検証を行い、最適な冷却システムの実現を目指している。

さらなる高性能化に向けた検討

市場ニーズに応じて、FGHPの形状や実装方法などについて継続的に検討を重ね、より一層のブラッシュアップを図っている。


FGHP関連研究開発成果

積層型ベーパーチャンバーの開発と特性評価

「Development and characterization of a flat laminate vapor chamber」
Applied Thermal Engineering, vol. 104, 2016, pp. 461-471 (ELSEVIER)
NEDOプレスリリース(2014.10.7)
「超高輝度・大光量の省エネ型LED照明を開発」
(平成24,25年度 戦略的省エネルギー技術革新プログラム事業成果)
(四国計測工業株式会社、株式会社STEQとの共同開発)
NEDOプレスリリース(2013.2.7)
「高輝度・小型LED水中照明を開発」
(平成23,24年度 先導的産業技術創出事業成果)
鹿児島大学研究シーズ集
「電子機器の熱問題を解決する高性能冷却システムの開発」
中性子ラジオグラフィーを用いたFGHP内部の冷媒分布測定
「Measurement of Coolant in a Flat Heat Pipe Using Neutron Radiography」
Physics Procedia, vol. 69, 2015, pp. 556-563 (ELSEVIER)
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